おかもとゆみ先生の、
お絵かきココロ教室の6回目。
ブルースターはブライダルでよく使われる花。
花屋さんによると、茎を切ると切り口からタンポポのような乳液が出るため水揚げが難しく、扱いには苦労する花らしい。
見た目の清純さによらず、結構気むずかしい性質のようだ。
<背景>
モチーフをデッサンした後、先にとりかかった。
が、黄色の地に緑のにじみはインパクトが強すぎたのか、モチーフよりも強い印象になってしまった気がする。
ゆみ先生の作例のように背景は薄い黄緑色であっさり仕上げた方が、モチーフを描きやすかったと思う。
<花>
・色の選択
→固有色の水色と薄い紫に加え、濃い青と濃い紫を使用。
薄い紫を使うのでなく、赤を薄めてピンクっぽい紫を作った方が良かったかもしれない。
清楚なイメージのため、濁った色や渋い色は使わなかった。
・質感の表現
花自体は細かくて薄い産毛のようなものが生えており、少し乾いた印象がある。
細い5枚の花びらをもつシンプルな形と水色とピンク系の色で清楚な印象になると思われる。
→乾いた水彩色鉛筆で花びらをすべて固有色に着色。
その後水筆で濡らし、ぼかしをふんだんに使って儚い感じに。
・細部の表現
乾いた水彩色鉛筆で再度輪郭線をおこし、水筆でなじませた。
花の中心部は、水彩色鉛筆の芯を直接水につけ、濃く描いて引き締めに成功した。
<葉と茎>
・色の選択
→固有色はあまり考えず、葉の表にはビリジアンを使用。
背景に使った黄色を葉の裏に塗ってから、水筆でぼかした。
・質感の表現
花を目立たせるため、あまり凝らずにシンプルに仕上げた。
→実際には見えないが、瑞々しさを出すために全て着色し終えてから
黄色を上からぼかした。
思い通りの結果になって、大満足。
・細部の表現
細長い葉は、一気に線を引かずに区切りながら筆を動かすと、
ふにゃふにゃとした特徴が出やすい。
今回は児童室で耀ちゃんを預かってもらえたため、教室に専念できた。
背景が強すぎてモチーフが埋まり気味だが、
花を強めるために濃い青を選択できたために、ぐっとイキイキと仕上げることができた。
ゆみ先生に教わるようになって3ヶ月、
この「濃い青」に気づけるようになったのが、すごくうれしい。
目に見えない色を、今日初めて自分で選択できた!
★ゆみ先生のアドバイス
・花と葉を描き終えてから、茎を描くこと。
→茎を先に描くと、直線的な部分なので、茎ばかりが目立つ絵になってしまう。
・にじみをバックで使うとき、あっさり仕上げようと色の取り方を少なくすると
にじみの効果がうまくでない。
今回は「黄色の上に濃い緑」なので少し目立ちすぎたかもしれないが、
それなら、「黄緑の上に緑」ならどうか?
など、どんどん研究を重ねていくことが大切。